魅力的な悪役とは何か?悪役を考えるにしても前提知識が足りず漠然としか分からなかったので、少し調べてみました。素人知識なのでおかしいところもあると思いますが、遊びと思って見てください。また今回、会社の事情について周囲の人から話を聞いていたところ「悪いのは一体誰なのか?」と疑問に思う事があったため、その件も交えてお話します。
その1:お話の主軸から悪役を作る
(1)ある欠落感が動機になった『主人公の目的』を設定する(欠落感)
(2)主人公の邪魔をする『敵(障害物)』と対立させる(対立)
(3)主人公を変化(成長・堕落)させる(変化)
上記のような3つのポイントを押さえた「目的を追う主人公が、邪魔をする敵と戦い、変化(成長・堕落)する」というパターンの場合、物語に登場する『悪』は、絶対的なものであれ、相対的な概念であれ、主人公と真っ向から対立するものです。つまり、悪を語ることは主人公の思想・信条を語ることと同義になります。
まずは主人公の思想・信条が何なのかを教えて下さい。それに相反する思想を持つものを悪役とするとお話が盛り上がるそうです。
その2:悪役を作る3つの質問
《質問1》 悪事の動機は何ですか?
敵となるべき登場人物の悪の動機を、どうせ悪党だからこんなものだろうと「富」や「権力」にしてしまうことがあります。しかし、「富」や「権力」というのは『目的』を果たすための手段であり、最終目標ではないはずです。
『最強のヒーロー』を描きたいのであれば、敵方にもそれに見合うだけの巨大な悪の理論が存在しなければなりません。
《質問2》 あなたの最大の『欲望』は何ですか?
マズローの6段階欲求(下に図有り)で定義されている「6つの基本的な欲求」があります。その「欲求」を模倣して、悪いとわかっていてもつい悪事を働いてしまうのが「欲望」です。
ここをしっかり認識していないと単なる「欲求」だけで「悪」を語ることになりかねません。
欲求と混同しないように気をつけて考えてみましょう。
《質問3》 あなた自身の『欠落感』は何ですか?
「欲望」とはつまりあなたの内部に潜む「欠落感」です。「悪」を目に見えるように具体化し、あなたの物語における「敵」を魅力的にするためには、この「欠落感」は何かを問いかけることが早道です。
その3:悪役の6分類
(1)魔王など突き抜けた悪
(2)悲しい過去を持つ同情できる悪
(3)主義があり、それが主人公側と対立する悪(敵国など)
(4)価値観が全く違う悪(狂気タイプ)
(5)力を持ってしまった小悪党
(6)もはや災厄・災害
ラスボスが1.4.5.6なら、要約するとこういう物語になりそうです。
【タイプA】
「主人公は旅立ち、悪役を倒した。世界に平和が訪れた」
しかし2や3がラスボスなら、要約はこんな風になるでしょう。
【タイプB】
「主人公は旅立ち、悪役を倒したが、問題の根源は別にあった。
根本的な解決には時間がかかり、今後も努力が必要である」
すっきり爽快で、物語にオチがつくタイプA。
必ずしもすっきりしないが、その後も物語が続いていくタイプB。
読み手としてカタルシスが欲しいのであればタイプA。
リアリティのある葛藤を描きたいのであればタイプB。
よくある会社の事情
前回少しお話しましたが、会社の状況が変わりそうなので、その件を順にご説明します。
・私…A社でWEB制作のちにSEに。実力はいまひとつだがコミュニケーションスキルで何とかやっているつもり。
・兄…SE、A社B社共に同じ出向先でそれなりの信頼を持つ。周りに合わせる柔軟性や優しさはあるが自己主張はほとんどしない。嫁が喧嘩をふっかけてくる事があるのでその時は立ち向かう。
・兄嫁の父…A社で営業、後にB社の社長となる。私とはあまり直接関わりがない。
・上司…医療関連のSE、B社の役員。少し口が悪いが理論的な会話をする。見た目がちょっと悪そうに見える。タバコとバイクが好き。
・上司の友人…N社に出向している、元は個人事業主として雇用されていたがB社設立の際に役員となる。基本的に温厚そうに見える。
・経理のお姉さん…会長の知人でA社でも経理をやっていたが突然解雇になりB社へ入る。身の上が可哀そうなのでかなり同情しているが愚痴が多いのは確か。
私
兄
私
受かったのでクレジットカード会社のWEB制作スタッフとして働く。
2年ほどして今の会社で新しく医療メンバーの増員をしたいので異動となる。
兄嫁の父
私の上司
兄
私
兄嫁の父⇒社長
経理のお姉さん
上司の友人で役員
私
その後も人が少しずつ増えて、順調な様子です。
経理のお姉さん
私の上司
兄
私の上司
私
私の上司
私
兄嫁の父⇒社長
兄
私の上司
上司の友人で役員
経理のお姉さん
私
マズローの6段階欲求
ここで、ご存知かもしれませんが「マズローの6段階欲求」を元に社長の心理段階がどこにあるのかを見てみたいと思います。
マズローの6段階欲求と似た考え方で、人間の根源的欲求がLF9です。
具体的には、「①生存欲」「②食欲」「③性欲」「④危機回避」「⑤快適」「⑥愛する人を守る」「⑦愛されたい」「⑧他人に勝つ」「⑨社会で認められる」